2022年11月20日更新

いつ訪れても魅力的なスポット!「貴船神社」のおすすめの見どころや楽しみ方をご紹介します!

貴船神社の画像

京都市左京区の鞍馬山の麓の自然に囲まれた貴船神社。
貴船神社は水の神様、縁結び、パワースポットとして有名な観光地です。
石段の参道の両側に灯篭が連なるスポットは幻想的な雰囲気でシャッタースポットとしても有名です。
また、春の新緑と青紅葉、夏の納涼と七夕、秋の紅葉、冬の雪景色と季節によって違った景色を見せてくれるのでいつ訪れても魅力的です。
今回はそんな見どころ満載な貴船神社についてご紹介します!

きふね?きぶね?どっちが正しい読み方?

貴船神社の読み方で「きふね」なのか「きぶね」なのかわからない時はありませんか?
正しい読み方は、貴船神社(きふねじんじゃ)です。
しかし、地名については貴船(きぶね)と呼ばれていて濁点がついています。
なぜ濁点がつかないかというと水の神様を祀っているので濁っているとよろしくないから「きふね」と呼ぶようになったそうです。
貴船(きぶね)にある貴船神社(きふねじんじゃ)ということですね。

実は絵馬発祥の地なんです

嵯峨天皇が雨ごいの祈願のときには黒い馬を、晴れの祈願のときには灰色、または赤毛の馬を捧げて雨乞いや雨止みを祈願していました。
平安時代に生きた馬の代わりに馬の絵を描いた板を奉納したのが始まりとされています。
貴船神社の本宮へ行くと2頭の馬の銅像が出迎えてくれるので見つけて見てはいかがでしょうか。

日本屈指のパワースポットの三社参りで願い事を叶えよう!

貴船神社の殿は本宮、結社、奥宮の三つに分かれて建っていて、この三社の参拝を三社参りと言います。
本宮、奥宮、結社という順番で三社を参拝することでご利益も高くなり、願い事もかなえられやすいそうです。

本宮本(ほんぐう)の御祭神は、水を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」です。
水の神様、運気昇龍として水に関係する商売の方が多く参拝されています。

結社(ゆいのやしろ)の御祭神は「磐長姫命(磐長姫のみこと)」です。
恋を祈る神様が奉っており縁結びとして有名です。

奥宮(おくのみや)の御祭神も「高龗神(たかおかみのかみ)」です。
神秘的な雰囲気の漂い、川のせせらぎと野鳥のさえずりが聞こえて癒し効果があります。
キフネは「氣生根」とも表記することもあり、気が生じる根=エネルギーが生じる根源の地である。

また、本殿の真下には日本三大龍穴の一つの「龍穴」があることから水と大地のパワースポットともして有名です。

本宮は水の神様

本宮は水の神様

結社は恋を祈る神様

結社は恋を祈る神様

貴船神社の奥宮

奥宮は神秘的な雰囲気のパワースポット

日本三大縁結び神社で夫婦円満の縁結び

貴船神社は、島根の「出雲大社」、石川の「気多神社」と並ぶ日本三大縁結び神社です。
日本三大縁結び神社とは、ご利益として縁結びが有名な神社のうち、特に有名な三つの神社です。
本殿よりさらに貴船川沿いをさかのぼること300メーターのところにある結社(ゆいのやしろ)は恋を祈る神様、磐長姫が祭られています。
平安時代の歌人で有名な和泉式部は、夫との仲がうまくいかなくなった際に貴船神社に参拝し、願をかけ「物思えば沢の蛍も我が身よりあくがれ出ずるたまかとぞ見る」という歌を詠んだところその願いはかなえられ、夫婦円満に戻れたそうです。

おみくじは水に浮かべる水占い

貴船神社と言えば縁結びで有名な神社でありますが、ご祭神は高龗神(たかおかみのかみ)という水の神様が祀られており、水占いや水を購入できます。
水の神様ということで貴船神社のおみくじは水に浮かべると文字が浮かび上がってくるという水占みくじが有名です。

おみくじを水に浮かべると文字が浮かび上がります。

おみくじを水に浮かべると文字が浮かび上がります。

ご神水を持って帰れます

境内を流れる清水はご神水として持ち帰ることができます。
貴船神社はロシナンテスという団体の活動を応援していて井戸堀りの事業に協力しており、資金提供を続けるほか神社の境内に呼びかけと募金箱を設置しています。
このご神水の容器売り上げの一部も井戸掘りに提供しています。
ボトルは一本500円。

ご神水は冷たくて気持ちいいです。

ご神水は冷たくて気持ちいいです。

季節によって違った魅力的な景色

貴船神社は、春夏秋冬でそれぞれ違った姿を見せてくれることもあって観光客に人気の神社となっています。
春は新緑と青紅葉、夏は避暑地、秋は紅葉がきれいで冬は雪景色が楽しめるスポット。
新緑ライトアップや七夕ライトアップ、もみじ灯篭、積雪限定ライトアップなどシーズンごとにライトアップを行っておりどの季節でも楽しめます。

春の新緑と青紅葉

貴船の春は青々とした新緑がきれいな時期で新緑の緑と朱色の灯篭のコントラストが抜群でとてもフォトジェニックな季節です。
本宮境内にある休憩所「龍船閣」から眺める新緑は額縁の絵のようでこれぞ絶景と言えます。
そんな初夏の夜の新緑ライトアップでは青紅葉が灯りに照らされて日中とは別の表情を見せてくれます。

新緑ライトアップ

新緑ライトアップ

夏の納涼と七夕

貴船の夏は避暑地として知られていてなんといっても暑い夏の風物詩である川床が最大の特徴です。
水の流れる音や涼しい空気の中でお食事をいただくことができます。
七夕の時期に開催される七夕笹飾りライトアップでは青紅葉や笹飾りが照らされ幻想的な京都の夕涼みを楽しむことができます。
1枚百円で短冊を購入してどなたでも願い事を書くことができます。

七夕笹飾り

七夕笹飾り

秋の紅葉

秋と言えば紅葉。
京都は寺社仏閣が多いことから、さまざまなスポットで紅葉を楽しむことができますが、貴船の紅葉は市内より少し早い時期から楽しむことができます。
貴船神社の紅葉は緑色、黄色、赤色のコントラストが美しいと人気が高いです。
また、日が暮れた時間から開催される紅葉ライトアップは昼間の紅葉とまた違った雰囲気の貴船神社を見ることができ毎年昼夜関係なくたくさん観光客が訪れます。

紅葉ライトアップ

紅葉ライトアップ

冬の雪景色

貴船の冬は夏が避暑地として有名なことに伴ってとても寒いので京都では珍しく高確率で雪を楽しむことができます。
特に早朝の雪がきれいな時間には雪の白色の中灯篭の朱色がとても映えて幻想的な雰囲気が漂っています。
貴船神社は珍しいことに積雪日限定ライトアップと言って適度な積雪があった休日のみライトアップを開催しています。
ライトアップの開催の有無は公式のTwitterなどでアナウンスされるので確認してから訪れましょう。
雪が舞う中のライトアップはとてもきれいで物語の中にいるような感覚になるほどの絶景です。

積雪日限定ライトアップ

積雪日限定ライトアップ

周辺情報

叡山電車の貴船駅から貴船神社のあるエリアへは歩いて30分ほどの道のりですが、その道のりも市内では見られないほど自然が豊かでマイナスイオンを感じられ、別の世界に来たような感じがします。
バス(160円)も運行していますがバスでは通りすぎてしまうところに川に降りられるところもあり、夏場は京都の暑さを忘れ夏を満喫できること間違いなし。
反対に冬場はとても寒く、雪が降る確率が市内より高いため市内に居ながら雪遊びをするのに最適なスポットとなっています。

川床

京都の川床と言えば鴨川が有名ですが、貴船の川床は手を伸ばせば届きそうなくらい水面が近いことが魅力的で京都盆地特有の残暑から離れ夏を楽しむことができます。
「貴船は京都の町中と涼しさが5度は違う」とよく耳にすることもあり避暑地として最適なスポットとなっています。
貴船の川床「ひろ文」さんで頂ける流しそうめんは夏にぴったりでおすすめです!
2~3時間待ちの状態になるほどの人気なのでお早めに行くことをお勧めします。
そんな貴船の川床は初夏の5月1日から秋口の9月30日の期間のみ開かれています。

川の上で涼しく懐石料理をいただけます。

川の上で涼しく懐石料理をいただけます。

貴船の最寄り駅は叡山電車の貴船口ですが、叡山電車の市原駅を超えたあたりにあるモミジのトンネルが、異世界への入り口のように感じられ、貴船に到着すると別世界に来たような雰囲気が漂っています。

貴船口から貴船神社までは徒歩30分ほどです。

貴船口から貴船神社までは徒歩30分ほどです。

カフェやギャラリー

周辺にはカフェやギャラリーがいくつかあります。
趣がある建物の「貴船ギャラリー」さんは、カフェが併設されていているので散策で疲れた足を休ませてゆっくり過ごすことができます。
また、作家さんが作った陶器、アクセサリーや貴船の水で清められたパワーストーンなども置かれていているのでお土産を選ぶのにおすすめです。
ランチを利用してゆっくり休憩するものいいですね。

「兵衛カフェ」さんのわらび餅

「兵衛カフェ」さんのわらび餅

鞍馬まで山越えハイキング

貴船には、鞍馬までのハイキングコースがあります。
段差が少し多いですが険しい道ではないのでハイキング初心者でも1時間から2時間ほどで鞍馬へ到着できます。
途中に木の根っこが地面から露出している神秘的な道があります。
牛若丸が跳躍の練習の練習をしていたという言い伝えがあるそうです。
鞍馬もパワースポットとして有名なのでお時間ある方は歩いてみてはいかがでしょうか。

休憩所「龍船閣」から眺める新緑

休憩所「龍船閣」から眺める新緑

基本情報

バスでのアクセス方法 京都バス(33番)「貴船」
電車でのアクセス方法 貴船口駅下車、京都バスに乗り換え「貴船」下車
叡山電車「貴船口」駅から徒歩30分。
車でのアクセス方法 京都駅から35分。
住所 〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
参拝時間 年中無休
6:00~20:00 (5月1日~11月30日)
6:00~18:00 (12月1日~4月30日)
正月三が日は20:00閉門
ライトアップ開催期間中は参拝時間延長
駐車場 本宮10台、奥宮15台 収容可能
2時間500円
WEBサイト http://kifunejinja.jp/
電話番号 075-741-2016
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